2011年9月5日月曜日

自分の中の音楽を整理してみた。







ここ数日、久しぶりに激しく体調を崩していた。


激しい寒気と高熱、まさに風邪。
なにより頭痛が酷く、仕事の事を考えると頭が割れそうに痛かったので、ちょっと仕事とは距離を置いて、自分のiTunesの中に入っている音楽を上から下まで聞き返してみた。

自分はそんなに音楽フリークという訳ではないけど、一般よりは多少詳しいレベルなのかなーと思う。(比較対象がよくわからん)
iTunesの中の曲には7,000曲くらいあり、もはや友達からもらって入れたけど一回も聞いてない曲とかもあるし、、若干カオス状態。。

でも、改めて見なおしてみると、「ああ、こんな曲買ったなぁ」とか、その曲を聴いていた頃の思い出がよみがえるものです。

たとえばミスチルの「花(だっけ?)」を聴くと高校の頃H2Oを読みふけっていた事を思い出すし、oasisのwonderwallを聴くと、自分に洋楽という世界を初めて教えてくれたバイト先の樋口先輩を思い出す(超カッコイイ先輩だった)。

今でもoasisのwonderwallは俺の一番思い入れの強い曲。(ノエル派やblur派なんて関係ねぇ)

そう、俺は高校までは音楽にはさほど熱い気持ちはなく、それなりにサザンとかを聴いたりしている程度で、流行りのjpopなんかは全然詳しくなかった。

ただ、親父の影響で昔から家にあるビートルズのLPは良く聴いていた。
それが俺が洋楽にハマるベースになっていたのかもしれない。

でも中学はビジュアルバンドの波に乗り、ラルクとか好きだったなぁ・・
高校ではパンクバンドブームに乗り、ハイスタとブルーハーツという鉄板で学園祭にも出てたりして・・

懐かしい。。


その後大学の時のバイトで、先輩の樋口さんに「とりあえず洋楽知りたきゃoasis聴いとけ」と言われ全アルバムを一気に貸してもらい、ずっと家で聴いてた。

最初は良く分からなかったけど、だんだん好きになり、そこからは樋口さんに他のアーティストを聴いたり、DiscUnion(懐かしいw)に通い詰めたり、そんな毎日だった。

俺は周りに洋楽をよく聞くような音楽仲間がいなかったため、ほぼ一人でCDショップに行って聴き漁ったり、ネットとか雑誌で調べたり、を繰り返していた。

とまぁそんなこんなで、今に至るわけだが、
周りの人に、
「好きな音楽はなんですか?」
って聞かれる事ってあると思う。

今の俺は、迷わず「Sigur Ros」と答える。
ここ数年ずっと変わらない。というか変わることが起こる気がしない。
それくらい格が違う。
(本音としては越えるくらいのアーティストに出てきて欲しいのだが・・)


Sigur Rosというアーティストは(ご存知の方も多いと思うけど)、アイスランド出身の4人組のバンドである。
アイスランドといえばあのビョークも生み出している隠れた音楽大国。
(行ったことはないのだけど、、)大自然に育まれた壮大で叙情的な音楽が特徴だと思う。

アイスランドのアーティストは全部好きだけど、その中でもSigur Rosが一番アイスランドの自然をそのまま表している気がする。(注:行ったことはありません)
それくらい、Voのヨンシーの声が美しい。美しいというか、神々しい。

ちなみにヨンシーは片眼が視えない。そしてゲイである。
だからといって、美しい声とは何の因果関係もない。
でも、俺はヨンシーが選ばれた人間であるとどうしても思ってしまう。それくらい歌ってる時のオーラがすごい。



ちょっと話がSigur Rosに偏りすぎたので、ちょっと全体に引き戻そうかと。
(多分また後でSigur Rosに戻るけど笑)


俺が最終的にSigur Rosに落ち着くまでも、色んなアーティストを好きになってきた。
ただ全体的に言えるのは、俺はUSよりもUKの方が断然好きだという事。

これは完全に俺の持論になってしまうのだけど、USとUKの違いとして、
USはキャッチーな音楽が多く、すぐに多くの人に受け入れられ、ノリもいいので気持ちよく聴くことができるが、すぐに飽きてしまう。

逆にUKは、最初はちょっとよく分からない事も多い。(Sigur Rosも最初にアルバムを買った時は暗いなぁと思って1年くらい聴いてなかった・・・)
ただ、ずっと聴いていると、だんだん深みと共に味が出てきて、どんどんハマっていってしまう。

あとUSはアルバムの中で1,2曲、明らかなシングル曲がある。目立つのである。逆に言うと、それ以外の曲がいまいちなのである。
でもUKの方は、アルバム全体を通して1つの作品として作っている事が多い気がするので、シングル曲に極端に力を入れることをせず、アルバム全体を聴いて初めて感動できる事が多い。
そういった所もUKが好きな理由である。


とまぁ偉そうに語ってみたものの、そんなに多くのアーティストを知っている訳ではないのでお恥ずかしい限りではあるが、俺が過去どんなアーティストを好きだったか振り返ってみる。

なるべく時系列順に書いてみようかな、って思ったけど、結構適当。


▼oasis
上の方でも触れた通り、俺が洋楽にハマったきっかけ。
「Wonderwall」は珠玉の名曲だと思う。(LPのアートワークも好き)



ノエルも好きなんだが、どうしてもリアムの声が俺は好みらしい。
(悪ガキだっていいじゃない。いい歌唄えば。)

▼Smashing Pumpkins
スマパンは高校の時に小杉って奴に借りたんだけど、衝撃的だったなぁ。
なんとも言えないかっこ良さがあって、Cherub RockもTodayいいんだけど、俺はDisarmが一番好き。


うーん、普通じゃないこの感じ、イイね。
スマパンって、なんか官能的。

▼RadioHead
言わずと知れた超大物。でも俺はそんなに大好きって訳じゃなかった(ライブは行ったけど・・)。OK ComputerもPablo Honeyも、ふーん、って感じだった。
でも何故か、Hail To The Thiefは好き。なんでだろ。他との違いを説明はできないんだけどね。
「A Wolf At The Door」とか味があって好きだなぁ。(曲の内容はアレとして)

▼BrokenSocialScene
これも結構大御所だと思うんだけど、全体がそんなに好きってわけじゃないけど、何曲かは好き。
特に「Anthems For A Seventeen-Year-Old Girl」はPVと合わせてみるとヤバイ。
今日ググって見たら、こんなの見つけた(公式PVじゃないらしいね)
でも俺はやっぱりこっちの公式PVが好き。


ライブで聴いたら泣いちゃいそう。


▼Bjork
アイスランドの大物。実はSigur Rosを知る前、つまり洋楽にハマりだした頃、映画の「Dancer in the Dark」を見た時に、その時はBjorkの存在を知らなかった俺は、この女優さん演技半端なく上手いな、と思って観ていたら、なんとびっくり女優ではなく歌手というではないか。俺は衝撃を受け、BjorkのCDやらDVDやらを買い漁っていた。正直惚れていた。
中でも俺は「HyperBallad」が一番好き。
DebutからPostあたりの初期のBjorkが好きっす。

▼Feeder
これは親友の市原に何気なく借りて、お、いいじゃん、って思ったやつだな。
何気に今でも聴いてる。

▼Five For Fighting
これ!これ知ってる人いるかな?(意外に有名だったらすません・・)
まずアーティスト名がアイスホッケーのファウルした選手が5分間ペナルティを課されるというルールから取ったという、よく分からないお人。(ソロのシンガーソングライター)
でも、この人の、「100years」という曲を是非聴いて欲しい。まじで素敵。


うーん。ピアノって素敵。

▼Secede
あとこれも知ってる人少ないだろうなぁ。。
なにげにCDショップでジャケ買いしたんだけど、なんとも静かなアルバムの中で、2曲だけ激しくてクールな曲がある。「Laraine」と「Friday Fall」である。
まずはLaraine。
そんでFriday Fall。

実はこの頃からエレクトロにハマりつつあった。
RoyksoppやらMintRoyalとか、CornerShopとかも買ってたなぁ。
しかしRoyksopp、最近全然追ってなかったけど、相変わらずトンでるなぁ。。
でもRoyksoppはEpleがシンプルに好き。


(音上げたほうがいいかも)

▼The Stills
これ、結構好きだったなぁ。なんかザUKって感じの荒削りな感じが。

▼Doves
これもUKっぽくて好き。これも曲っていうよりはアルバム全体の雰囲気が好きー。

▼Travis
Travisは結構長い間好きだったなぁ。CDも買いあさったし。
「Invisible Band」と「The Man Who」の爽やかさに比べて「12 Memories」での雰囲気の違いに驚いたけど。

▼Aqualung
アルバムとしては1枚目の方が好きだけど、曲としては2枚目の「Easier To Lie」かな。
ちなみに1枚目の「Strange and Beautiful」はドイツではVWのNewBeetleのCMに使われてたそう。そのCMの動画がどうしても見つからない・・

▼Copeland
これも意外にマイナーなのかな。
アルバム3枚持ってるけど全部好き。なんとも叙情的。聴きやすいのでオススメです。

▼Engineers
あー一時期ちょっと好きだったなぁ。ま、ジャケ買いしたんだけどw
「Forgiveness」が好き。

▼Justice
俺はUKロックと共に、ハウスも大好きなんだけど、Justiceのライブは圧巻だったなぁ。
かっちょ良すぎる。
だって、ライブの出だしが、
これよ。ゴジラかっつーの。
D.A.N.C.EはPVが激しく有名だね。

▼DaftPunk
これは俺が一番好きなハウスグループ。いつぞやのSummerSonicでピラミッドブースを生で観たんだけど、他のアーティストが吹っ飛ぶかっちょよさ。
上のJusticeといい、俺ハウスはフランスが好きなんかなw
ちなみにピラミッドブースを知らない人、この動画みてド肝抜かれてくれ。


ついでにこれもだ!
PVでイカスのはTechnologic。
あー新譜いつ出るんだよー

▼Chemical Brothers
とはいえ大御所のケミカルも好きよ。
というか、SutarGuitarは珠玉。特にこの曲はPVの狙いに気づいた時の感動が忘れられん。
とにかく下のPVを見て、彼らの狙いに気づいてくださいな。


(これも音おっきくしたほうがいい)

▼South
Southは、なんかじわりじわりと好きになってた。
これもやっぱり後発の「With the tides」の方が全体の完成度は断然高いんだけど、個人的には「From Here On In」の方の、「Here On In」が好き。(最後グッって上がるトコが!)

▼Train
これはちょっと年代が他とズレすぎかな・・でも素敵な曲なんだよなぁ。
「Drops Of Jupiter」は名曲。
あと「When I Look To The Sky」もいい曲だけどPVが見つからんかったのでへんな動画と共にどうぞ。

▼Mogwai
モグワイはジャンルとしてはインスト?なん?(俺ジャンルの分け方が良く分からん・・)
激しく暗いけど、でも深みがあって好き。
基本暗い。
でもたまに出す声はキレイ。(我慢して聴いて!)
うーん、この曲は美しいな。

▼SnowPatrol
これも結構メジャーになってしまったバンドだけど、俺は何よりも「How To Be Dead」が好き。
何回聴いても飽きない・・・

▼Athlete
Athleteは結構の間好きだったなぁ。アルバム3枚買ったけど、どれも素敵。
でもその中でも「Tourist」のアルバムが一番良曲が多いかなぁ。
そっから2曲選ぶとして、
「Yesterday Threw Everything at Me」(変な動画しかなかったけど・・・)
「Twenty Four Hours」

てか、
こんなん歌われたら、惚れるわ。


って、、、すげー頑張ってレビューしてしまった・・・
ちょっとこの調子で書きだすときりがないので、このあたりで終了。


あ、ちなみに余談ですが、僕は洋楽だけじゃなく、もちろん少しは邦楽も聞きます。
そんな中で、日本で一番好きなのは、断然Salyu。

圧倒的な歌唱力は他にない魅力です。

一番好きな曲は、「Valon」



ライブが圧巻なのは、「landmark」


この圧倒的存在感。他の日本人アーティストが霞みます。
(個人的にはこのころのSalyuがベスト。最近はもうあまり好きじゃない。)




という訳で、色々なアーティストを聴いてきた結果、
今俺が一番好きなのがSigur Rosだという事です。はい。


以下、Sigur Rosの一部を。

「Staralfur」は至高の一曲。声とピアノとヴァイオリンが恍惚。



「Vaka」はアイスランドの自然を感じる曲。



確か、この頃アイスランドでは巨大ダム建設に反対していたらしく、動画の前半は守るべき自然、後半はそれによって失われた自然、というメッセージだと思う。(多分ね)

「Við spilum endalaust」は最近の曲。アップテンポ。これも大好き。


というか、Recordingの映像がここまで美しいアーティストって、いるだろうか・・・

(長いけど絶対最後まで観て!)



いやー、やっぱSigur Rosはいい。
格別。



ただ、ここで外せないのが、Jonsi。
なにかというと、まさにSigur Rosのヴォーカル、ヨンシー様のソロプロジェクト。

最初はオイオイSigur Rosに見切りを付けたのか?
と思ったのだけど、Sigur Rosのメンバーもそれぞれの人生プランがあるらしく、別に解散するわけでもなくお互いを尊重しあっての事らしいので、まぁいいかと。

ただどうせソロで寄せ集めのメンバー集めても、完成度高い音なんて作れないんじゃないのかな、って思ってたけど、全然甘かった。

多くのメディアが、「Sigur Rosは静、Jonsiは動」というように、躍動感溢れた楽曲が多い。

アルバム「GO」からは、以下の2曲が珠玉。

「Boy Lilikoi」


ちょいとびっくりするかもしれないけど、音おっきめがオススメ。

「Sinking Friendships(Go Quiet)」



どうでしょうか?またSigur Rosとは違う魅力があると思います。
Jonsiほどのヴォーカリストが今後出てくる気がしない事も分かってくれるはず。


では、最後に「Around Us」で締めくくります。






お疲れ様でした。