これまで読んできた東野圭吾作品が素晴らしすぎて(「白夜行」「手紙」「流星の絆」等)、
最初はちょっと物足りないな、と思っていた。
この作品は、「ジェンダー」に関して書かれたもの。
「性」というものに悩む人間の苦悩と生き様を描いている。
この作品の中で、あまりストーリーには関係ないんですけど、、
ちょっと心に残ったセリフが、
「どうして人間は変わってしまうのか。
しかも悪い方に。
成功すれば傲慢になり、失敗すれば卑屈になる。」
という一言。