夏も終わり、もうすぐ秋ですね。
今日は台風が来るそうですね。今スタバで書いてるけど、この後どうやって帰ったらいいんだろ。
さて、世の中では企業が上半期を終え、みなさん一喜一憂しているかと思いますが、
僕らの会社も設立後もうすぐ半年が経とうとしています。
そんな、まだ幼い僕らの会社に、こないだ、試練が与えられました。
いつも通りうちの取締役と一緒に仕事をしていると、
僕のケータイに非通知設定の番号から入電が。（WEBに載っけてっからね）
なにかと思って取ると、
「私雑誌社の記者をしている者ですが、取材のご相談でお電話しました」
とな。
しゅ、しゅざいっすか！？
生まれてこのかた、取材なんてされたことはありません。
雑誌に載ったのは、大学生の時に原宿GAP前で捕まってFINEBOYSにスナップショットで載ったくらい。
正直良くわかってない僕に、その記者さんは、
「あのー、日経ビジネスほにゃららの雑誌で、最近会社を立ち上げられた社長様の想いを取材しているのです」
と。
に、にっけいびじねすっすか！？
日経ビジネスといえば、世の中のビジネスマンの9割以上が読んでいるビジネスバイブルではないですか。（想像）
ちょっとドキドキしてきた僕に、さらにその記者さんは、
「ちなみに、取材はインタビュー形式で、インタビュアーはひとつ屋根の下の小梅役の女優さんです」
と。
こ、こうめっすか！？
小梅って、誰だっけ？
調べてみると、大路恵美さんという方。
なかなかおキレイな方です。
で、ちょっと外出中だったので、そこで一度電話を切り、また後で電話しますと。
その後、取締役の彼と一緒に昼飯を食べながら、取材の依頼が来た事を話し、
二人でドキドキしながら、何を話そうか、考えていました。
どんな事質問されるのかなーとか、お客さんに見られることも想定してしゃべらないとねーとか、これみて仕事の依頼とか来るかねーとか。
座右の銘とか考えていました。
その後、再度電話が来て、詳しく説明するのでパソコンでページを見て欲しいと。
で、検索窓に「経営者の情報誌」と入れれば1位に「カンパニータンク」と出てくるはずだと。
ええ、出てきましたね。
でもどこにも日経ビジネスの文字がないなぁ。系列の専門誌なのかなぁ。と思いつつ、
でもこれまで特集されている社長さんがなかなかの大物ばかりで、
いやいや俺場違いだろうｗｗと思っていると、
記者さんがおもむろに、
「で、費用面なんですけど、」
と切り出し、
「取材クルーはもちろんこちら持ちで伺わせていただきますが、どうしても女優さんのギャランティが発生してしまうため、取材をさせていただく社長様が今回5名いらっしゃるのですが、みなさんに5万円だけ出していただいているのですね。」
と。
ん？おかねはらうの？
もちろん取材をされた事はないのですが、取材でお金を払うという常識は僕の中で持っていなかったので、驚いたのですが、今出版業界も苦しいのかな、と思っていました。
たださすがに怪しいので、少し考えますと伝え、電話を切った後に速攻グーグル先生に、「カンパニータンク」とぶちこんで検索した所、
「カンパニータンク 評判」「カンパニータンク 取材商法」などが続々出てきました。
とか。
とか。
その中でもダントツ面白かったのが、
これ。
ここまでネタとしてできるのはさすがすぎるｗｗｗ
と、いうわけで、丁重にお断りしました。
いや、ネット上の情報を見ていても、確かにド詐欺だという人はあまりいなく、むしろ広告掲載料として考えればまっとうな商売とも言えるんじゃないか、という声もあるので、まぁ僕もそんなに批判的ではないんですよね。
ただ、これに掲載されても、知り合いにカンパニータンクで検索されたら、完全にネタにされるし、お客さんからも信頼を落としかねないので、宣伝のメリットよりもリスクの方が高いっす。
まーでも「日経ビジネス」とか全く関係ないのに名前を使うのは、ちょっとアウトだよね。
しかし、色々考える人がいるんですね。
「カンパニータンク」で検索されると色々とネット上の悪評が見られちゃうから、「経営者の情報誌」というキーワードで検索させるんでしょうね。（ネット上の情報を見てるとこのキーワードもちょこちょこ変えてるっぽい）
表紙も、それっぽい経済誌に見せるためになかなかな大物を使っています。
これだけで「マトモな情報誌」と思っちゃいそうな人って多そうですよね。
インタビュアーも、なんとなく、ちょっと昔まで有名だった、今何してるかわからない微妙どころを揃えている気がします。
ま、会社を作ってまだ数ヶ月という僕らに何を求めてるんだよｗ、って感じだけど。
いやー会社作ってから、税理士さんやコンサル会社からの営業は良く来るけど、こういった類のは初めてだったので、非常に良い経験になりました。
しかし、最初浮かれてしまった事がとても恥ずかしい・・笑。
僕らはこれからも真面目に働いていきます。
