2010年7月17日土曜日

コーディングするときの心持ち

最近思うことがあります。


それは、「納得感を持って全員が仕事をする事」です。


会社(ウチは団体ですが・・)に於いて、複数人が同じ職場で働いている以上、
大なり小なり不協和音や不満等は必ず発生するでしょう。

ただ日本人は性格上、不満に思っても心の中に溜め込み、
全体の和を乱さないようにする傾向があると思います(自戒を込めて)。
空気を読みすぎる、という事ですね。

ただ、それには弊害もたくさんあって、

・一人が感じる不満は他のスタッフも同じ思いをしている可能性がある
→そこで改善しておけばみんなも解消される

・はっきり言ってあげない事でそのスタッフの成長を阻害してしまうかもしれない
→そこに明確な課題がある以上、本人が傷ついたとしても伝えてあげることが本当の愛情

・そのスタッフだけの問題ではなく、それにより周りのスタッフの生産性を下げてしまう可能性もある
→はっきり言って二次災害的負のループ

上記のような問題点が挙げられると思います。


確かに、本人の性格面に係わる部分は、正直言いにくいです。
言ったら傷ついてしまうのではないか、機嫌を損ねてしまうのではないか、
自分が嫌われてしまい、仕事がし辛くなってしまうのではないか、
と思ってしまうのですよね。

特にチームで協力して仕事を進めていくことが前提となるウチの業務の中で、
上に書いたような不安を持つのは当然です。

ただ、誰かが我慢して、誰かが重荷をかぶる、という事だけは避けたいのです。


ここで、僕が思う、理想の職場というものを考えてみます。

それは、
「全員が高い成長意欲を持ち、問題解決意識を持ち、お互いに助け合う関係を持った職場」
です。

あくまで理想ですよ。


だけど、実現は出来ると思ってます。


仕事の対価というものは人によってさまざまです。
やりがい、つまりモチベーションの源泉ですね。

お金、成長、人間関係等、様々ですが、
ウチの団体に於いて、「お金100%」というスタッフはいないと思います。
(てゆうかいたら他の所に行ったほうがいい)

給料安いですから笑。

ちなみに余談ですが僕のモチベーションの源泉は、
お金1割、成長・経験6割、3割は秘密です笑。

ここでいうお金1割、というのは、お金なんて全くいらないよっ!という事ではないです。
最低限生活出来るお金がありさえすればいい、という事です。
(僕は聖人ではない)


話が逸れましたが、何が言いたかったかというと、
ウチの職場に於いて、全スタッフに対して成長を提供出来なくなったら終わり、
という事。

実はここ、今一番の悩みどころではあるのですが、
最近の受注している仕事の性質が以前と違い、
あまり技術的な成長が見込めないものが多い、
という状況があります。

なのでスタッフも日々繰り返し作業を淡々とやっているだけで、
大きな成長は期待できません。


ただ、ここで僕は二つ声を大にして言いたい。

まず一つ目、
最近うちら、技術を得るプロセスが受動的すぎやしないかと。
案件を進めていれば自然と技術はつくもんだと、
そんな甘い考えを持ってしまってはいやしないか。

どんどんWEBの技術など日進月歩の速さで進化している中で、
昔はそんな考えでも通用したかもしれないが、今それでいいのかと。

単純な仕事しか来ないのは、ウチが単純な技術しか無いからではないのかと。

自分たちで能動的に技術を習得し、仕事の幅を広げれば、
受注できる仕事のレベルも上がってくるのではないかと。

実はこのあたりは以前から代表にも言われていたことで、
忙しいから研修や勉強が出来ないのであれば、
受注を減らしてでもやるべきではないのか、
といった事を指摘されていました。

(ただ悩ましいのは、この不景気の中、受注を減らすという事にリスクや不安を感じてしまっていたのは事実)

だけど、単純にその判断を下すのも問題があると思っていて、
僕はその前に、「忙しいのは何故か?」という所をもっと掘り下げたほうがいいと思うのです。


ちょっとこの点に関しては後で詳しく説明するので、
先にもう1点目を簡単に言うと、

うちの今の経営、ちょっと保守的すぎないかと言う事。
リスクのある案件、技術レベルの高い案件はなるべく取らないで、
自分達がこなせるレベルのものを取ろうとしてる。

ちなみに、それって経営としては当然の事なんですよね。
リスクの高いものを取って問題起きたら終わりですから。

ただ技術屋にとってそれって結構な悩みどころで、
「技術がつくのを待ってたら一生つかないよ」
という、けっこう痛い現実があるのです。

人は窮地に立たされないと本気にならない、って奴ですね。
で、そういう時って、上手くいってもいかなくても、得るものは大きいのです。
(失うものはもっと大きいかもしれないけど笑)

つまり、
「技術レベルの高い案件、受注してから考えよう」
という強引MyWayな経営をしてしまっていいんじゃん?

といったお話です。


と、これら2点をもっと全員で意識していく必要があるのではないか、
僕はそう思うのです。


さて、では上で書いた、「忙しいのは何故か?」
という所を掘り下げていきましょう。

この点は僕が今一番意識している部分です。

「表面上の忙し感」に惑わされてしまっていてはダメなのです。

ポイントは大きく2つあると思っています。
「集中力」と「作業効率」です。

忙しいという事は空いた時間が無いという事。
一日中密度の濃い作業を続けているという事。

本当か?

僕はそう思いません。
集中力のバラツキは誰でもあると思うし、
途中で手が空いた時間だって少なからずあるはずです。

ちょっとここ掘り下げます。
(というのも集中力というのは今自分個人としての一番のテーマ)

まず高い集中力を持続させる事を邪魔する要因って何があるのか?
それは外的要因と内的要因に分けられると思っていて、

▼外的要因
・音
・空気(室温・匂い)
・視界

▼内的要因
・眠気
・食欲
・体調

などがあると思います。

ちょっとキツイですが一つづつ分析していきたいと思います。

▼音
これ、僕が人より影響を受け易いのかなぁ、、と思う時もありますが、
仕事中の周りの音というのは、集中力に一番影響すると思っています。
しゃべり声やキーボードの音、事務所の外を走る車やバイクの音、などですね。
それを避ける為にイヤホンやヘッドホンをして集中するスタッフもいます。
(それから音漏れしてたら本末転倒笑)

仕事上のコミュニケーションで発生する会話などはしょうがない事だとは思うのですが、
「おしゃべり」というものがなかなかクセモノです。
人がおしゃべりをする時は、自分の仕事が落ち着いたり、逆に行き詰って息抜きしたかったり、
何か面白い事を見つけて今すぐ誰かに伝えたい時、などです。
ただ、それってその人マターなのですよね。

あなたが暇だからといって、みんなが暇なわけじゃないんだよ?
あなたのおしゃべりで、忙しい人の集中力を阻害する権利はありません。

ただ全くしゃべんな!という訳ではありません。
雰囲気悪くなりますからね笑
「程度」の問題です。

#あと余談ですが、みんながヘッドホンをして仕事をしている雰囲気も嫌いです。
仕事の必要コミュニケーションだとしても話しかけづらくなっちゃいますから。


・空気(室温・匂い)
これは個人差があるのでコントロールが難しいのですが、
人は暑い、寒い、という事で集中力に影響が出ると思います。
さらに、これによって内的要因である体調にも悪い影響が出ます。
(寒いと頭が痛くなったり、暑いと眠くなってしまったり)

・視界

▼内的要因
・眠気
・食欲
・体調





・・・ここで諦めてた・・・ちょっといつか追記しよ・・